『たんけんクラブ シークレットスリー』は、子どもたちの冒険心や友情を描いた、心温まる絵本です。砂浜でビリーとマークが拾った瓶の中には、暗号で書かれた手紙が入っていました。その手紙の送り主は離れ島に住むトムという男の子で、「たんけんクラブを作ろう」という提案が書かれていました。
暗号を解読したビリーとマークは、自分たちの暗号で返信し、トムと一緒に秘密のたんけんクラブ「シークレットスリー」を結成します。本の中では、3人がキャンプをしたり、新しい暗号を考えたりと、たくさんのワクワクが詰まっています。読んでいるこちらもまるで一緒に冒険しているような気分になります。
また、絵本のイラストを描いているのは、あのアーノルド・ローベル!やわらかく親しみやすい絵が、物語の魅力をさらに引き立てています。そして、小宮由さんによる翻訳も素晴らしく、言葉がとても読みやすくて心に残ります。字が大きく読みやすいので、児童書を読み始めたばかりの子どもや、本を読むのが苦手な子にもおすすめしたい作品です。
冒険や友情、そして想像力の大切さが詰まったこの本は、大人が読んでも心がほっこりする一冊でした。ぜひ手に取って、子どもたちの冒険を楽しんでください!