孫世代から見たら、おじいちゃんはこのように見えているのでしょうか。
定年になって悠々自適、好きなことができて、おまけに元気、理想のようで、暇をもてあますような生活をしているのでしょうか。
当事者からすると、いろいろに考えさせられる絵本です。
かつては、いろいろな重荷から解放されるイメージを持っていた自分ですが、いざその年になってみると、やりたいこと、好きなことをやっているだけといわれてしまうのは、ちょっと抵抗を感じました。
あくせく働かなくて良くなったことと、だらだら生活してよいということとは、全く異質のものです。
健康でいて、なにかしら社会との関わりは持ちたいですし、無責任でいてはいけないと思っています。
ともかくも、人の世話にならず、自律できていることが一番でしょうか。
ともかくも、大人として考える材料の多い絵本ではあります。