「まけるのもだいじだよ にじいろのさかな」 みんなの声

じゃんけんでも負けが続くと本気で怒りだす娘にと手にしたのですが、タイトルやや名前負けしているように感じました。
１人の行き過ぎた負けず嫌いで場を台無しにしてしまいそれを反省するのも大事なことではありますが、「負けるのも大事」と感じさせてくれるような場面がなく、ちょっと残念でした。

「にじいろのさかな」シリーズ。
題名が意味深です。
あかいひれのあかひれとお友だちになったにじうお、
早速、仲間たちも交えてかくれんぼですね。
ところが、オニになったにじうおが、誰も見つけられず、
隠れる番でもすぐに見つかり、拗ねてしまう展開。
あかひれがうまく、「負けず嫌い」を指摘し、謝る勇気を引き出したのはすごいです。
子どもあるあるでしょうか。
もちろん、ちゃんと受け入れたにじうおにも拍手！
色々と考えさせられる作品です。

にじうおにこんな一面もあったんだと、妙に感心しました。
負けずぎらいで強情っぱりなにじうおは、自分が負けることが許せないようです。
かくれんぼしていて、いつものように友だちが見つけられない自分にイライラしたり、すぐに見つかってしまったらズルをされているように思ってしまったりします。
この自尊心は、気をつけないと友だちを失うぞ。
そう気づかせてくれる絵本です。

にじいろのさかな　シリーズですね
にじうおのさかなは　　海のお友達とかくれんぼして　

にじうおは　負けず嫌いで　かくれんぼで　自分は鬼でみんなを
みつけられず・・・・

ちびあおに見つかられて　腹をたてて怒りだし　　ぼくはぬけるよ

なんと　負けず嫌いで・・・・　ちびあおは悲しみました

友だちの　あかひれが、にじうおに　どうしたらいいか　みんなと仲良くするにが大事なことを　わからせてあげました

持つべきものは　友だちです

負けるが勝ちという　ことわざがありますね

にじうおや　魚たちは　良い仲間ですね〜

５歳の娘、ささがに意地悪をしたり、拗ねてどっかにいってしまうまではしませんが、かなりの負けず嫌いです。気持ちが分かるのか、この絵本は気に入ったようで寝る前の読み聞かせでリクエストすることが多かったです。ゲームなど、勝っても負けても楽しんだ方がいいのは頭では分かっていても、まだ気持ちが追いつかないのでしょうね。

この歳で双方の思いや言い分を理解出来てるって凄い。私も見習わなくては。登場する魚達の一部分にキラキラした鱗が貼られていて、見ているだけで幸せな気持ちになれます。これだけ素敵な絵本、どおりでシリーズで出版される訳です！

タイトルを見て、これは我が家で必要な絵本だと直感で感じて、借りてきました。

かくれんぼで本気になるにじいろのさかな。我が家の長女もそうです。負けたら「もうやらない」「しらない。やーめた」一緒にゲームをしている人がビックリしちゃうんです。「ゲームだよ」と言ってももう知らんぷり。

でもこの絵本を見て、ちょっとは客観的に自分自身とにじいろのさかなを重ね、そして周りを見れたかな？何かを感じて大人になってほしいです。