「あかんぼっかん」 みんなの声

ザ・キャビンカンパニーさんの、新感覚で奇想天外な作品が大好きなので、こちらも読みたいと思いました。
大地が火を吹き、「ぼっかーん」と生まれた赤ちゃん。火山の噴火のエネルギーと、生命の誕生の神秘がシンクロして、圧倒されました。
赤ちゃんがなくと川ができ、そこに動物が集まってきて、豊かな自然が出来上がる。スケールの大きな作品です。

とても突飛な絵本でした。
大地から赤ちゃんが生まれるなんて。

赤ちゃんが島の山になったということは、もともとあった島も、出現したばかりのときは別の赤ちゃんだったのでしょうか？

色々なことを想像してしまえる絵本でした。

初めて読んだ時、迫力に圧倒されました。
どどどどどどと、ものすごい揺れ。
そのあと大地が膨らみ、ぼっかーんと赤ちゃんが生まれる。
赤ちゃんはたくましく成長し、やがて山になります。
とにかく絵に迫力があります。
熊本地震の時に出産を経験されたことで出来た絵本だそうです。
山を赤ん坊に見たて、地震からの山の再生を描いているそうです。とてもスケールの大きな話でした。

タイトルと巨大なあかちゃんに魅せられて図書館から借りてきました。いつものように空は青く、いつものように風は流れ、いつものように・・・・・・小さな島の火山から、「ぼっかーーーん」と、生まれたおおきなあかちゃん。したい放題、大暴れ！でも、いいこともいっぱい生み出す。いつものように台地がいきている！

自然の美しさや力強さを堪能できていいです。見開き１ページづつゆっくり眺めて読み進めたくなる絵本です。特に赤ちゃんが山になったページが好きです。穏やかな赤ちゃんの表情がとてもいいです。
息子は動物を探して楽しんでました。

熊本地震と地震さなかに出産された、ユニット・ザ・キャビンカンパニー夫妻の実体験を基にしていると知って得心しました。
産みの苦しみと、自然界の計り知れないエネルギーは、生命を実感させるものでしょう。
絵本では、火山活動と赤ちゃんを重ね合わせていますが、やがて新しい世界を築いて欲しいとの願いもこめられているのでしょうか。