とてもかわいい ゆきひめとやさしいじいさま、ばあさまのおはなしです。
火に弱くって・・というのが娘の中でも私の中でも雪娘の常識となっていたのですが、この絵本のゆきひめは
あたたかいだいこんに を食べさせてもらい、いろりの火にあたらせてもらいます。
ひとのこころのあたたかさにふれます。
意外性もあるのですが、却ってそれで引き込まれた様子の娘でした。
とても優しくて静かなお話です。
安心して 娘も私も読み進めていくことができました。
娘はモチロンわたしもはたおりの本物を見たことはありません。
でも昔話に出てくる機織りの音
きーこ ぱたりこ とーん とん
がなんだかとっても心に残るので不思議です。
ゆきひめと ゆきひめにとってもよく似たあねさまは
優しくしてくれた じいさま ばあさまのために、そして村の人たちにはたを教えてあげます。
そして春の訪れとともに帰るゆきひめは日本の昔話そのままなのですが、だからこそ何となく安心して聞けるのかもしれないと思うのです。
やはり、娘の世代にもその子の世代にも、昔話は受け継いでいってほしいなとこの絵本を読んでいて母は思いました。
娘にも思いが伝わるといいなと思います。