「ぼくの ともだち おつきさま」のアンドレ・ダーハンの作品で、邦訳はきたやまようこさんです。
表紙絵は華麗なジャンプを見せてくれている“はじめてママ”のめんどり。
物語の中では、大事なたまごを放り投げたり、持ったまた踊ったり、喜びすぎて大変な騒ぎです。
いわゆる胎教というやつも、すごい力の入れようで、見ていて笑ってしまいました。
最後はどうなるのかと思いきや、無事に生まれてホッとしました。
子どもたちは、自分が愛されて生まれてきたのだ。
両親は自分のことを愛してくれているんだ。と思いたいけれど、
始終確認しあっている親子って、あまりいませんよね〜。
自立心が芽生えて「自分で」を連発するような時期こそ、実はそういうことを言ってもらったり、ぎゅっと抱きしめてもらったりしたいんじゃないかな?って、子どもが大きくなってから改めて思ったりしています。
個人的には4,5歳くらいから小学校低学年くらいのお子さんたちに読んであげたいです。
特にお子さんから何か“不安”信号が出ているときなどに、私たちもこのにわとりママくらい、あなたのことが大好きよって気持ちを込めて読んであげてほしいです。