あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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「モモ」「はてしない物語」で有名なミヒャエル・エンデの本です。 本の醍醐味というようなお話の内容なので、現実とはまた違った世界に入り読み応えのある1冊ではないでしょうか。 小学校高学年〜大人向けに思います。
投稿日:2020/06/19
少し不気味さも感じさせる深い深い大人の絵本。 極めて哲学的な趣を感じます。 人里離れた山奥に住む敬虔な隠者と仲間から追われて孤独に生きる盗賊が出会い、盗賊は隠者の弟子となります。 恋人に結婚直前に出奔され、自分の出自に原罪を悟った末、世捨て人ととして哲学書をあさった上で流浪の旅の挙句に隠者となった男、恋人を辱めた相手を怒りのあまりに殺したことから社会の逸脱者となった男、ともに道さえ違わねば隠者とも悪人ともならなかったのでしょう。 二人の行きついたところは、魂を救済されたいという自己昇華の世界。 書物で読んだならば難解なお話ではありますが、エンデは多少判りやすくまとめているのと、シュレーダーの絵によって近寄り難さを食い止めている作品です。 盗賊が師の言いつけを守らずに見たものと、隠者の言葉に物語としての奥深さを感じました。
投稿日:2011/01/10
人生の辛酸さ故に一人は世を捨て隠者となり全霊をあげて永遠を 目指し、もう一人は仲間からも追われる盗賊となる。 二人は出会い盗賊は隠者の弟子となった。 真剣に盗賊を救おうとする隠者と距離を置きながらも隠者を師と仰ぐ 盗賊。 天使やデーモンが空を飛ぶ世界が舞台ですし、同情はしながらも二人の生き方を肯定するわけにはいかないのですが、最後の二人の会話にはうなってしまいました。 さすがエンデ!です。 思ってもみない展開・緻密で洒落た訳・神秘さと真実を見事に描いた 挿絵。大人が満足できる一冊でした。
投稿日:2010/01/21
図書館で、何気なく手に取ったら、ミヒャエル・エンデとビネッテ・シュレーダーの作品ではありませんか! 私にとって超豪華なコンビなので、中もチェックしないで借りてきました。 作者の名前だけでなく、中身もとても豪華でした。 でも、完全に大人向きだと思います。結構えげつない描写などもありますので。 でも、そのダークな感じが物語の質を落とすのではなく、聖書と童話と説話とファンタジーのうまく融合した不思議な作品を作り出しているのです。 卑しい心の持ち主と、悟りを開いた者と、結局正しいのはどちらなのか、助けられたのはどちらなのか・・・。なかなか深い作品でした。 シュレーダーの絵もある種の恐ろしさを含んだ美しさに溢れていて、この不思議なお話にぴったりでした。 感動したというわけではないのに、妙に惹かれる不思議で幻想的な本でした。
投稿日:2007/02/23
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