世界の国からいただきます!(徳間書店)
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日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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小林敏也さんは宮澤賢治の作品に執着し、独自の画風にこだわり、絵本を芸術作品として位置づけた人だと思います。 それをもってこの「画本」を見ると、宮澤賢治の文章と小林敏也の絵が一体化された本になっています。 『蛙の消滅』は初めて読みました。 二匹の蛙が、ゴム靴を手に入れた仲間がてんとう虫にみそめられたことを妬み、仲違いした結果、二匹が作った落とし穴に三匹とも落ちてしまいます。 「消滅」と言うのですから、余りに悲惨な結果で、説話的な作品です。 その内容だから、一段と小林敏也の絵が印象的なのでしょうか。 てんとう虫が、ゴム靴をなくした自分の婚約者を見分けられないというエピソードも何やら風刺的です。 見て飽きない一冊でした。
投稿日:2013/04/09
最近宮沢賢治の絵本をいろいろと読んで、賢治の世界の楽しさを再認識しているところです。 それぞれの画家さんの賢治の作品への思いも感じられて、1つ1つの作品がとても素敵です。 この絵本は『蛙のゴム靴』の初期系だそうです。 この作品を手直しして、『ゴム靴』が仕上がったんですね〜。 『ゴム靴』を描かれた松成さんとは、全く別の目線や世界が広がっていて、小林敏也さんの物語の描き方も面白かったです。 中表紙には『賢治案内地図』が描かれていました。 賢治の愛した岩手の街の簡単な地図、その所々に描かれている山から覗くキャラクターたちは、もしかしたら、賢治作品のモデルの場所を示しているのかな〜(そこまで詳しく描かれていないので、これは推測です)?って、思いました。
投稿日:2011/12/17
画本 宮沢賢治 というシリーズの一冊です。 さすが、“画本”というだけあって、文章の入り方も絵も装丁も美しく、素晴らしい絵本になっています。 ちょっとしたしかけもあります。 全体的に不思議な雰囲気を醸し出しながら、セリフなどに大正〜昭和初期の匂いがプンプンするお話です。 内容は、3匹の蛙が主人公の、宮沢賢治の動物モノです。 3匹ともゴム靴が欲しかったのに、手に入れたのは、カン蛙だけ。それだけでもうらやましいのに、てんとうむしのお婿さんにまで選ばれてしまいます。 もう、ブン蛙とベン蛙の腹立ちは、収まるところをしりません。 その結果、「蛙の消滅」。 結構、怖い結末なのに、最後まで可笑しさが絶えません。 一見、文章量が多いのですが、読んでみるとスラスラと読めてしまいます。 見開きに、イーハトーヴの地図が載っているのも楽しいですよ。
投稿日:2007/04/03
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