「ヒヨコ、ようこそ！」 みんなの声

ページをめくる毎に、「こんなふうに」というフレーズが繰り返されて、頭にこびりついてしまいました。
ヒヨコがどのように生まれて、どのように成長していくのか、読者に確認するかのように、生活のひとこまひとこまを説明してくれています。ヒヨコがこれからどのように成長していくのか、楽しみですね。

息子が保育園の絵本貸し出しで選んできました。

卵からかえったひよこが、みんなに守られていることが実感できる絵本です♪
この絵本を読んで「そういえば、息子はひよこが卵から生まれること知ってたんだろうか？」と改めて思いました。

このひよこだけじゃなく、息子のような人間の子ども達も、
私たち親だけじゃなく、保育園の先生や近所のおばさんや・・・いろんな人に愛され、見守られているということ、知ってもらいたいな。

バイロン・バートンさんのイラストは色がはっきりしていて
小さな子にも見やすくて、そしてちょっとよろけた線に味わいが
滲んでいます。

この絵本も生まれたてのひよこの絵がとても可愛くて。

生まれたばかりのひよこのやわらかさ、くったりした感じが伝わってきて。
読むたびに親子で「かわいいねー」と言ってしまいます。
息子は「ひよこ、抱っこしてみたいなぁ」
それから大きなカエルさんの目の前で池に飛び込むひよこ。
溺れそうになるひよこ。
それを読みながらケラケラ笑うわが息子。
ひよこを守るお母さん鶏は頼もしい。

絵から伝わる温かい空気がふんわりと包んでくれます。
この絵本を読んで、よりいっそうバイロン・バートンさんが好きになりました。

息子が図書館で選んできた一冊。卵からかえったヒヨコの初めての経験がいっぱいつまった絵本です。

ヒヨコは、おかあさんに愛されるのはもちろんのこと、おとうさんやまわりのどうぶつに見守られていることを、身をもって知ります。その姿がとてもかわいらしい。

おかあさんの羽にくるまってあたためられているヒヨコの姿は、見ていてほほえましく、親子の愛情は、人間だけでなく、生き物に共通するものなんだなとあらためて思いました。

ぜひ、親子で読んでもらいたい本です。