「どうぶつたちのクリスマス」 みんなの声

　クリスマスの絵本を、いろいろ見るようになって気がついたことがあります。
　サンタクロースやケーキなどが描かれた楽しいお話と、イエスが誕生した時のおごそかなお話があることです。

　この絵本は、繊細に描かれたたくさんの動物たちがイエスの誕生をいわうお話です。
　クーニーさんの描く動物たちは、みなやさしい表情をしています。静かな夜の色が美しいなと思いました

少し小さめサイズの、静かで美しいクリスマス絵本です。
くまやカメやリスなどのどうぶつたちが、次々に冬眠から目を覚まし、そのたびに輝く星から、「ベツヘレム！」と、挨拶されます。
バーバラ・クーニーが描くどうぶつたちが素敵で、見とれてしまいました。
各ページに輝く星が印象的です。
読み終わってから、表紙を見返すと、表紙の星が、より輝いている感じがしました。

有名なイエス様誕生のエピソードを、冬眠中の動物たちバージョンで描いてあります。
お星さまが歌う、”ベツレヘム！”が繰り返され、
次々と目覚める動物たちというのがドラマチックです。
三賢者たちも、「冬眠中の動物たちがやってきた」というセリフにとどまっています。
シンプルな筋立てだけに、厳かなエピソードが引き立ちます。
バーバラ・クーニーさんの、静謐な絵も素敵です。
訳者は牧師さま、ということで、丁寧な解説も是非。
幼稚園児くらいから、良質のクリスマス作品として体感してほしいです。

バーバラ　クーニーがイラストを描いた森の動物たちのクリスマス絵本です。
動物達も洋服を着ていたりする擬人化したものではなく，静かな森の様子にぴったりな動物達になっていて幼稚っぽさはないです。
美しい神秘的なクリスマス絵本で味わいがあります。

表紙のとても静かで落ち着いた絵に惹かれて手に取りました。とても華やかで賑やかなクリスマスに慣れている私ですが、イエス様の誕生を静かに見守りお祝いする動物たちの姿に感動しました。祈る姿って、とても落ち着きました！

バーバラ・クーニーが絵を描いていたので、図書館で借りてきました。
動物たちの姿や動きお星さまからの光の呼びかけの表現は、とっても素敵でした。
これは日本人の考えるところの「クリスマス」とはちょっと違って、“イエス・キリストの誕生日”であるクリスマスを祝うお話だったので、キリスト生誕のお話を知らない日本の子どもたちには、内容がいまいちの見込めないと思います。

静謐という言葉がぴったりだと思いました。
星に導かれて次々と集まってくる動物たちが
丁寧に美しく描かれています。
イエス様を見守る場面の動物たちの穏やかな表情が
なんとも言えません。
クーニーの絵に惹かれて読んだ私は
お話の背景に詳しくないのが残念でした。