「ものおもう」 みんなの声

新井洋行さんの作品ということで、興味を持ちました。
文房具や家具など、私たち日常につかうものたちも、いろんなことを思っている？！ものたちの心の声が聞こえてくるおはなしです。
クスッと笑えるつぶやきがたくさん。
カメラの「そんなに見つめられると照れます」のセリフがお気に入りです。

「我思う、故に我在り」みたいな（笑

「いろいろばあ」とか
はっきりした線と色で
分かりやすい絵！

身近な家電とか
文房具とか
子どもの目につくもの
使うものがいっぱい

視点を変えれば
あらあら、確かに、大変だ

思わずくすりと笑えちゃうのも

みんな、ちょっと、モノを大切にしましょうね

絵本を閉じると
あ〜あ（笑

意味深な題名です。
様々なアイテム（もの）の声を書き留めた構成となっています。
いろいろな声を聴いていると、物の声が聞こえる感覚になるから不思議です。
嬉しいのはもちろんのこと、ちょっと苦手、や、無理、といった苦手なコメントも、
何だかホンワカ、クスリ、というシチュエーションにしているところがお見事、でしょうか。
ラストのエピソードの顛末は裏表紙に。
それでも、ものは、粛々と。
この存在感、あっぱれだと思います。
幼稚園児くらいから、ぜひ、応用して、耳を澄ませてほしいです。