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junaidaさんの新刊としり、楽しみに読んでみました。小さいサイズに、濃紺の色の表紙が目をひきます。ひとりぼっちの巨人がさみしさのあまり、街から家をはこんでくるのですが…。大勢でなくても、たった一人わかりあえる人のいることがどれほど心強いことか、としみじみ思いました。そして、やはり絵が美しかったです。
投稿日:2021/09/12
本の大きさが特徴的な作品。これは、手元に持っておきたいと思わせる大きさ。 ただ、お話自体はとても寂しいものです。 寂しさから逃れたくて、でも、どこまでも寂しさから逃れられなくて。 寂しさと対峙する苦しさ、その扱い方を模索する内容です。 でも、根本的な正解は提示されない。 しかも「だれからも呼ばれなかった少年」の存在も、寂しさを助長する。 集団の中で一人でいる寂しさを、まさに今味わっている子どもは、学校には必ず一定数居る。その大半は大人の目からは見えないところで、その過酷さと戦っているはず。 そういう場所で、軽々しく読み聞かせできる内容ではないです。一人でじっくり読むための本ですし、読み手を選ぶという点で、誰にでもおすすめできるわけではない作品。
投稿日:2025/01/22
山のてっぺんで、ひとりぽっちで暮らす巨人。 その巨人が、さびしさに耐えきれず、ふもとの村からこっそり持ってくるところから物語が始まります。 読んでいる間、絵が持つ独特の肌触りを感じながら、さびしさに浸りました。 大人っぽいテイストですが、子ども達にも紹介してみたいと思いました。 小さくて大きくて、心に沁みてくる一冊。
投稿日:2023/07/04
私の好きなjunaidaさんの絵本。 製本も綺麗で、飾りたくなりますよね。 街どろぼう。 山の上に1人で住んでいた巨人が 寂しさのあまり山の麓の街から一つの家をどろぼうしてきます。 巨人は誰かと一緒に暮らしたかったんですね。 ここで一緒に暮らしましょう。 ほしいものはなんでもあげますから そう家族に伝えたところ、 巨人はまた街に行き家をどろぼうしてくることになります。 結局、街のほとんどは巨人に盗まれてしまいます。 やっと巨人の周りにもたくさんの人がいます。 もうひとりぼっちではありません。 でも、巨人の心は・・・? ずっと寂しいままなのでした。 おかしいな? 街をどろぼうしてきたのに、 心はひとりぼっちのまま。 巨人は1人山を降りていきました。 巨人は本当の温かさを見つけることができたのです。 きっと素敵な出会いだったんでしょうね。 たくさんの物で溢れるよりも、 心が通い合う自分の大切なものがあれば きっと心は満たされるではないかな? そんなことを気づかせてくれる絵本なのでした
投稿日:2022/11/28
『Michi』や『の』など、junaidaさんの描く不思議で美しい世界が好きです。 こちらは少し小さめサイズの絵本。表紙が一部布使いになっていたりと、とてもおしゃれな装丁です。 山のてっぺんにたったひとりで住んでいた巨人が、寂しくなって麓の町から家をこっそり持ってくるというお話。 ハラハラしながら読みましたが、ラストはほっとできてよかったです。
投稿日:2022/06/27
junaidaさんの絵の世界に人間関係の縮図がこめられていました。 寂しがり屋の巨人が、いくら街から家々を盗んできても、心は満たされませんでした。 それは人々からの孤立感は解消されなかったからです。 街は盗めても、心は盗めません。 巨人が盗んできた街並みで、ぽつんと残った家の住人と巨人は友だちになりました。 寂しさをわかち合うことでも、友だちになれるのですね。 それはどろぼうではありませんでした。
投稿日:2021/10/16
「ふたりでいるのにひとりぼっちだった」 「一緒にいても淋しかった」 芸能人の離婚会見で耳にするそんな言葉がうかんできました。 先日読んだ寺地はるなさんの『雨夜の星たち』にこんな一節 「友だちがいないのはさびしいことである。一般的にはそういわれている。人格に問題があるかのようにようにあつかわれることもある。問題は友だちの有無ではなく、さびしさとのつきあいかたではないだろうか。」 おおぜいに囲まれてどんなににぎやかでも さみしいこともあるし 傍にいる人がたったひとりでも、何も言わなくても さみしさが和らぐこともあるでしょう。 心がその人に向いていれば。 のこされていた少年とずっと仲良く暮らすくことが 巨人のさびしさとのつきあいかただったのだと思います。 そしてそれは、少年にとっても。
投稿日:2021/09/17
本を手にした時、その小ささに驚きました。 そして、何とも物騒な題名に、異形の主人公。 それでも、junaidaさんの澄んだ色彩がページを開かせてくれました。 大きな山のてっぺんに佇む巨人と、山のふもとの街。 孤独な巨人が、寂しさに耐えかねて、家を一軒、山のてっぺんに持ち帰ってしまうのです。 その家の家族に一緒に住もうと提案しますが、他の家も持ってきてと言われての顛末。 結局、既存の仲間には入れなかった、ということでしょうか。 気持ちが一人ぼっち、という表現がなんとも心に響きます。 だれからもよばれなかった少年の存在感が愛おしいです。 そして、巨人が手に取った少年の家の大きさにハッとしました。 これって、まさに、この本の大きさではないか、と。 文章もありますが、静かに絵が語る作品。 読者と紡ぐ物語ではないでしょうか。
投稿日:2021/09/04
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