「はりねずみくんの ゆきだるま」 みんなの声

作者さんの紹介に、イギリスにいらっしゃったときに野生のハリネズミがやってきて、そのかわいさに魅了されたと書かれていましたが、その気持ちがよくわかるくらい、とってもかわいいハリネズミくんが登場します。
挿絵の雰囲気も柔らかで、見ているだけで癒されました。
ハリネズミがばあばのために、手を真っ赤にしながら大きな雪だるまを完成させる場面では、ハリネズミくんの優しさが伝わってきて、わが子もこんな優しい子に育ってほしいなぁと思わずにはいられませんでした。

冬の絵本を探していて、かわいらしい表紙にひかれて読んでみました。やわらかいタッチの、なんて、素敵な絵！　はりねずみくんが愛らしくて、きゅんときました。そして、お話もやさしくて、ほっこり。ゆきの景色だけれど、心があたたまります。

小さなはりねずみくんが作った、大きな雪だるまは、はりねずみだるまでした。
淡い絵の中で、なんだかほかほかしてくる絵本です。
届いた小包も、雪で外に出られない時に、とてもうれしいプレゼントでした。
雪の日にピッタリの絵本です。

同じシリーズの『はりねずみくんのねがいごと』『はりねずみくんのあかいマフラー』を読んでとても楽しかったので、こちらも読みたいと思いました。
ひつじばあばが小包が届くかどうか心配しています。小包が届かなかったらばあばが困るだろうなと思ったはりねずみくんは、家の前に大きな雪だるまを目印に作ろうと考えます。
このはりねずみくんのシリーズは、どのお話も、ストーリーもイラストもやさしくて、ほっこり温かな気持ちになれます。
また続きのお話が読みたいです。

とてもかわいらしい絵とほっこりするお話が印象的な絵本でした。
読んでいると心が温かくなるお話なので、雪が降る時期に読むのにぴったりな絵本だったと思います。
ただ、もう少しストーリーにアップダウンがあったほうが良かったように感じました。