もうすぐクリスマスです。
サンタさんの家も飾り付けが終わって、サンタさんは静かな夜を過ごしていました。
でも台所では……、ひそひそひそひそ。
クリスマスパーティに呼んでもらえなさそうな梅干しやおにぎり、卵焼きたちが、クリスマスのコンテストを始めていました。
このコンテストは、クリスマスっぽいものに変身して、優勝を決めるというものです。
クリスマスと言えばケーキやチキン、シチューなどが挙げられますが、よく考えたら、おにぎりとかは違いますね。
今まで考えたことがありませんでしたが、おにぎりたちは、寂しい思いをしていたのですね。
そのおにぎりたちでクリスマスのコンテストをするなんて、発想がユニークです。
最後のページではみんなハッピーになっていて、ちょっとしたオチもあって、ほんのりあたたかな気持ちで読み終えることができました。
クリスマスらしい、素敵な絵本だと思います。