「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」と呼ばれる
小川未明氏の作品
私は、文庫で読んでいるので
絵本とはなかなか結びつかず
こんな絵本あったんだ・・・
と、手に取った次第です
題名からして
ちょっと、引いてしまうかも(^^ゞ
絵もちょっと暗めですから
子どもは、好まないような気がしますが
是非、親子で読んでいただきたい
貧しい時代
障害者をいたわることなく
差別扱いが残る時代背景
想像を巡らしてください
それでも、牛女は、ひとりの子の母親
愛情深く育てています
死んでもその愛情は消えず
残された子どもと
村人の気持ちが、人間のありようを
うまく表しています
りんご作りになるので
なんとなく、東北地方をイメージしてしまうからでしょうか
自然の変化
言い伝えみたいな雰囲気
昔話のようにも思えてきます
母の愛情は、不変であってほしい
その愛に包まれて、こどもは幸せであってほしい
と、強く思うのでした
こういう絵本は
小学校中高学年、中学生にもいかがでしょう?