好奇心旺盛なカモの子どもたちの描写が可愛かったです。
リダ・フォシュさんのこの動物ものシリーズは、どの作品も1種類の動物にスポットを当てて、細かく、生まれてから大人になるまでなどを克明に描いてくれているものが多いです。
だから、読み手はまるで本のなかの世界にいるような気分になります。
物語自体がとても長いので、絵本というより絵童話に近い作品だと思います。
中身は、日記にタイトルを付けているかのように、区切られています。
私が一番ドキドキしたのは、主人公のプルッフが、あわやタカに食べれらそうになるシーンでした。
動物が好きで、子どもの頃いろいろ飼っていたから、怖いことが起きたとき、カモがどんな風に動くのか、想像できて、面白かったです。
字が大変多い作品なので、小さなお子さんには読んで聞かせてあげるといいかもです。