竹内祐人さんと言えば、「おてて たっち」「おでこ ぴたっ」「おはな つんつん」等のくもんのはじめてであうシリーズで知られています。
そんな竹内さんの描く動物達の絵本です。
主人公はひよこ。
みんなおやつですよと、雌鳥に呼ばれているのに、1匹のひよこだけ、飛び跳ねるかえるについて行ってしまいます。
何処にも居ますよね、じっとしていない子って。
そんな子を描いた絵本を想像して貰うと、イメージし易いはず。
それから、ひよこの冒険が始まるのですが、土の中あり、海ありとこれが中々のもの。
登場するのも、かえる、てんとう虫、はち、もぐら、あり、かに、くじらとバリエーションも豊富。
きっと、気にいった生物に必ず出会えることでしょう。
文章は、リズミカルで小気味よいもの。
しかも、短いので〇。
絵も、デフォルメの具合が程良く、親しみを持って接することが出来るもの。
ストーリー展開も、短いながらハラハラする場面もあり、起承転結がしっかりしているので、バランスの良い水準の高い絵本に仕上がっていると思います。
ファーストブックの次の段にオススメします。