淡いピンクと優しい牛の絵が印象的な表紙。
自然が舞台のおはなしです。
まきばのくさがあんまり美味しいので、だれかにごちそうしたいと思った牛。
じゃあ、みんなを呼ぼうと声をかけ、
ごちそうはくさのほかに何もないことはみんなにだまっていよう。でも、みんなすぐ帰ってしまうだろうよ、なんていうちょっと意地悪なかけす。
その言葉通り、集まった動物たちのうち半分くらいは帰ってしまいました。
でも、残りの動物たちとはくさの美味しさを分かち合いました。
途中、ちょっと意地悪なかけすでしたが、最後は何だか憎めない感じで良かったです。
人間でも、自分がいいと思うものを他人も同じように気にいるかは分からないですよね。
なかなかまだうちの子供たちはこの辺りが理解が難しいようでかなり押しが強いのですが、
この絵本からもそういったことを少しでもわかってくれたらなぁと思います。