ひつじ年なので、ひつじの本を探していて見つけました。
作者はイタリア生まれの絵本作家で、作者紹介を読むとその経歴がすごいです。ピエロ(これはボランティアでやっていたらしいです)、写真家、作家、情報サイトの編集長。
多彩な方のようです。グラフィックアートも勉強されたようですが、この本ではイラストは別の方が描いていました。
お国柄ですかね〜、全体にのんびりした雰囲気が感じられるのですが、主人公のひつじ「メェーリンダ」にしっかりとした“自分”があるのがすごいなと、思いました。
イラストのルーシー・ミュレロヴァさんの絵も素晴らしく、ひつじたちの毛のもこもこ感や後半に登場するたくさんの鳥たちの羽の色彩といい、目を楽しませてくれます。
この作品は何かをしたいと考えている時、背中を押してくれそうなお話です。
進路に悩んでいる子どもたちがいたら渡してあげたいなぁ。