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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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大あらし」 みんなの声

大あらし 作・絵:デイヴィッド・ウィーズナー
訳:江國 香織
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,602
発行日:1995年
ISBN:9784892386039
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,517
みんなの声 総数 15
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  • ワクワクする冒険が好きな男の子たちに

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    ウィーズナーの作品はどれをとっても、本当に描写が丁寧で素晴らしい仕上がりの作品になっています。
    「大あらし」って、日本でいうところの台風ですよね?雨も降っているし…。
    兄弟のやり取り、飼い猫のしぐさ、表紙絵を見ただけでも、このお話がどんな物語なのか、何となく想像することができます。

    個人的に猫は大好きなのですが、特にタオルでごしごしやられているときの「なんかむかつく」的な表情は、いかにも猫がしそうでおかしかったです。

    この主人公の兄弟的には前半の嵐自体よりも、むしろ後半の嵐によって起きた出来事の方が大事だったようです。
    想像力のある男の子たちなら、一度はやってみたいだろうごっこ遊びがたくさんでてきました。
    ワクワクする冒険が好きの男の子たちにお薦めしたい1冊です。

    投稿日:2012/01/30

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  • 嵐で大木が倒れたら、、、

    嵐で大木が倒れたら、宇宙ごっこしたり、航海ごっこしたり、、、とても楽しそう。でも隣家の側に倒れたので切り刻まれてしまいます。でもまだ1本大木が立っていて、また嵐がくる。実は倒れてもちょっと楽しみ、、、という兄弟のお話。

    スケールがアメリカっぽい作品。想像力も養えて良いと思います。3歳で読んでも理解できていました。

    あと、個人的には大木が倒れる前の暖炉などでの家族のくつろぎがとても暖かい印象で、素敵だと思いました。たしかに、天災だと家族愛を確かめあえるような気がします。

    投稿日:2011/11/16

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  • ウィーズナーにしては現実的

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1956年生まれのデイヴィッド・ウィーズナー。
    彼は、2002年「3びきのぶたたち」2007年「漂流物」でコールデコット賞を、1989年の「フリーフォール」1992年「かようびのよる」2000年「セクター7」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
    この作品は、1990年初版で、原題はHarricane。

    大型のハリケーンが来る一夜のシーンから物語は始まります。
    停電の中、家族が暖炉の前で食事するのも良い感じですが、兄弟の会話が実に楽しめるもの。
    嵐が過ぎ去った後、にれの木が倒れていて、それからの展開がウィーズナーならではものです。
    ジャングル探検したり、7つの海を航海したり、宇宙を旅したりと、倒木とともに兄弟の想像力豊かな遊びが展開します。

    「ときにはだたそこにすわって、あたりのけしきをながめた。
     木はとくべつな場所だった。
     ひみつの夢をたっぷりつつめるくらい大きくて、冒険をこっそりわけあえるくらいにちいさな場所」

    こんな記載があります。
    兄弟にとって倒木は恰好の遊び場だったようですが、子供なら誰しも憧れるものでしょう。
    そんな心理を上手く描写した作品です。
    ウィーズナーにしては一寸現実的過ぎる感がありますが、充分に楽しめる作品だと思います。
    活き活きとした絵は、やはり見応えがあります。

    投稿日:2011/04/09

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  • 嵐の後の夢

    ハリケーンに襲われた夜の緊張感から解放され、翌日晴れ渡った空の下で倒れていた大きなにれの木に自分たちの空想を拡げる兄弟。
    子どもの視点で嵐を見つめています。
    倒れたにれの木の上で、ジャングルに行ったり大海原に出たり…。
    倒れたにれの木は切られてしまいましたが、また嵐が来そうです。
    今度はあらしの夜にも冒険の空想が拡がりそうです。

    冒険心たっぷりの少年にお薦めです。

    投稿日:2010/12/25

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  • 子どもの楽しみ

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子7歳、男の子3歳

    非常食に、戸締まりに…何かと気ぜわしく、不安な大人に比べ、
    戸の補強に貼るガムテープでも遊んじゃうこどもたち。

    すごく共感できる絵本です!
    私も子どもの頃は、台風を待って窓からずーっと外を見ながら、雲の流れを追い、
    できれば停電になるといいな〜なんて思ったり。

    倒れた大木なんてあったら、嬉しかっただろうなあ。
    木の延長上で船になっていたり、スペースシャトルになっていたり…
    そんな所の絵はとてもウィーズナーらしいです。
    最後の猫が見ている窓の外は、もうこれこそ、ウィーズナーの遊びで
    こういうところが大好きです♪

    投稿日:2008/07/28

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  • 安全な場所があればこそ

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子13歳、男の子10歳

    災害は恐ろしいけど、そこまでいかなければ
    ワクワクしちゃうの、わかります。
    巨大な倒木で遊ぶの、楽しいだろうな。
    ただじっとしててもそこから見える世界は格別・・・
    子どもの世界はうらやましい。
    ネコちゃんもとってもキュート!
    ただ・・・これは豊かな国の安全な環境にいる子の話。
    そうでない子もたくさんいるわけで・・・
    例えば安全な家や家族のない子たちは、
    どんなふうに「あらし」を乗り切ったり、
    それとも楽しんだりしてるのか・・・
    この家庭内のリッチな雰囲気を見てこんなこと考えるなんて、
    自分って天の邪鬼だなと思わされた1冊。

    投稿日:2008/07/04

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  • 想像力がふくらみます

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    ハリケーンがやってくる…不安な気持ちと、予期できぬことが起こりそうな不思議な期待感がいりまじる兄弟のようすが、まるでドキュメンタリーでも見ているかのような写実的な絵で表現されています。

    停電になったときに家族が一つどころに集まって安心をわけあっているところでは、家族のあたたかさを感じました。

    でも、もっとも印象的なのは、ハリケーンが過ぎ去った後。倒れた大木で想像をふくらませて遊ぶ兄弟たちのようすです。「木はとくべつな場所。ひみつの夢をたっぷりつつめるくらいに大きくて、冒険をこっそり分け合えるくらい小さな場所」ということばに、木の偉大さ、なんでも受け入れてくれる自然の大きさを感じました。

    投稿日:2008/01/17

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  • 子供から見た嵐

    • 花ぶらんこさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子11歳、女の子9歳

    去年の末、バンクーバーに歴史的な大嵐が来て
    街の自慢だったスタンレーパークの木々たちは
    見事なまでに根こそぎやられてしまいました。
    大人の目線でいくともちろん被害が第1に頭をよぎります。
    でもこの絵本のように誰にも被害がなく
    こんな大きな1本の木が家の前に横たわっていたら
    子供はやっぱりワクワクするかも。
    だってなかなかできない体験ですもん。
    男の子兄弟が繰り広げる想像の世界はジャングル、海、宇宙と
    とどまることを知らず楽しいものに。
    この兄弟と一緒に行動を共にする猫が又面白くて
    娘はこの猫の一つ一つの表情や行動を追っていました。
    するする、こんな姿〜なんて(我が家にも猫がいるもので)。
    それと木のてっぺんの部分の葉の茂みの中で
    入り込んで牛乳パックを飲んでいるページ、
    葉の影が見事に描かれていて立体感溢れています。

    投稿日:2007/07/06

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  • 台風前夜を童心に返って

    大人になると被害のことが頭をよぎり、そう楽しいばかりでもない台風ですが、子供の頃は「明日、休校にならないかな」と何度も雨戸を開けて真っ黒い空を見上げ、冠水した通学路に大興奮したものです。今でも覚えているぐらい。
    今そんなことがあったら、子供たちだけで登校させることに恐怖を感じてしまいます。すっかり母になってしまいました。

    そんな台風前夜と通過後のワクワクどきどきが見事に絵本化されていて、めちゃくちゃ楽しい。
    ちょっぴり日常を逸脱し、特別な日。兄弟で感じ方もそれぞれで、それも共感できる要素のひとつでしょうか。
    倒木を使ってのごっこ遊びも楽しそう。木も本望でしょうね。
    娘はここいらから引きこまれていきました。

    幼稚園でも聞きますが、経験の増えた小学生の方が十二分に共感できると思います。
    野分の季節にぜひ読んでみて下さい。台風の夜なんて、まさにうってつけです。
    ただお話は星5つなのですが、洋画っぽい特徴ある訳が私はどうしても受け入れづらく、星4つです。

    投稿日:2007/04/18

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  • 絵本の楽しさ♪

    大嵐の到来前後のお話しで、2人の兄弟の想像力たっぷりな
    会話や大きな想像の冒険がとてものびのびしていて
    私も引き込まれてしまいました。
    私も幼いときに、兄や従姉妹と一緒に台風の日にちょっとした冒険したな〜
    って思い出しちゃいました♪

    子どもたちは、お話しとリンクした挿絵に興味を持ったようで
    じっくり食い入るように隅々まで見てます。
    特に、最初の場面のデイヴィッドとジョージーが戸に貼り付けた
    補強テープには大笑い (^◇^)
    また、2人の兄弟の移り変わる表情にまだ難しいかな?
    なんて思ってた息子にも、充分にお話しの内容もちゃんと
    理解できたようです。
    挿絵と、豊かな想像のお話し。絵本の楽しさを充分に
    感じました。

    投稿日:2007/04/05

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