【あらすじ】
カスパールのおばあちゃんが、大事にしているコーヒー豆ひきを、大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれた!! 警察は手を焼いているよう。カスパールと友達のゼッペルは、警察を手助けしようと、ホッツェンプロッツをアイデアでだまして、アジトをつきとめようとしますが…。
【感想】(以下ネタバレ含みます)
物語はいきなり核心に飛び込み、無精ひげもむさ苦しい大どろぼうが、おばあちゃんを心底怖がらせて盗みを働くことから始まります。現実離れした大どろぼうや魔法使いが活躍する一方、コーヒーひきに、日曜日のお茶、いたずらの延長のようなアイデアで危機をきりぬける少年たち。この非現実と現実の塩梅が絶妙。まるで父親が息子に、息子が主人公の話しているよう♪ 普通の子どもが大どろぼうを捕まえる痛快な冒険物語
日常的な足ががりがたくさんあって、長い物語に慣れていない子どもも、入り込みやすいのでは。
息子5歳は、物語自体はまだ興味をしめさず。でも、ホッツェンプロッツをプロッツェンホッツと間違える話、と言ったら大ウケ。この長い名前を一発で覚えていました。
3/100