絵を見ていると外国のお話かと初め思いました。お名前もチーズにポプリにムッシュ。
でも描かれているイラストや住宅などもなんだか馴染みのある風景です。
少しアンバランスな気もしましたが、ストーリーはとても夢があって素敵でした。
まずは、このお話に登場するチーズとポプリの発想の豊かさが魅力です。
玄関を開けた瞬間からもう、空想の世界は始まっていて・・それがとても壮大。空も飛ぶし、船も乗るし・・ライオンに噛まれるし!
でも、読んでいるとなんだか懐かしい気持ちになりました。
自分自身の幼いころを思い出したかのようです。小さな頃、病院ごっこと言えば、すぐに妹の足を骨折させる設定にして入院させていたような。
自分がなりきって、何かを見立てて遊ぶのに夢中だった頃、全力でチーズやポプリのように遊んでいたように思います。
これだけ、自分たちのイメージを膨らませ遊びこめることってなかなかないのではないでしょうか。すごく大切なことだと思います。
飼い猫のムッシュもきっと二人の空想ワールドに付き合ってくれているのでしょうね。
おやつの後はきっと新たな冒険かな?続きの冒険も気になります。