ひいじいちゃんの伝じいと、ひ孫のわたるとの心の交流をとても温かい目線で描かれている素敵な絵本でした。
「伝じい」可愛いです!こんなおじいちゃんが自分の子どもたちにもいてくれたらいいな〜と、本当に思いました。
伝じいから聞いた「じぶんの木」の話に、「花さき山」を連想してしまいました。
でも、こちらの「じぶんの木」はそのあり方がまた「花さき山」とは違うので、別の感動、別の楽しみ方ができます。
松成真理子さんの絵が最上さんの文章にとても合っていて、「伝じい」の素朴さや、村や山の風景がとても伝わってきました。
わたるが小学校2,3年生くらいなので、小学校の中学年くらいのお子さんからお薦めしたいです。
少々文章が長いですし、読み語りをするには、見づらいぺーじ(遠目がききづらい個所)もありますが、
機会があれば子どもたちに紹介したい絵本です。