可愛い話でした。昔は、運動会と言ったら「秋」が定番でしたが、近頃は、5月など春に
運動会をやる学校も増えてきたからでしょうか? そんなところにも時代の移り変わりを
感じてしまいました。
小学校に入って、運動会の練習を一生懸命してきた“けんちゃん”は明日の天気が気に
なります。そして、今、降ってる雨に「あめ、やめ! あめ、ふるな!」と叫ぶと、
「あめ、ふれ! もっとふれ!」の声が戻ってきました。それが、けんちゃんとかたつもりの
“でんでん”との出会いでした。明日は“でんでん”達も運動会だけれど、雨が降らなけ
れば中止になってしまうとのこと。それで、けんちゃんは雨が降ることを祈ってあげます....
という話です。
どちらも運動会が出来てよかったね。そして、子供にとって、運動会って本当はこんな風に
ドキドキするものだったんですね。改めて思いました。
運動会シーズンの読み聞かせにちょうどよい絵本だと思います。