じひびき」 みんなの声

じひびき 作・絵:吉田 遠志
出版社:リブリオ出版
税込価格:\1,870
発行日:2001年08月
ISBN:9784897849454
評価スコア 4.7
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  • 水をもとめて

     ゾウは、絵本の中でよくでてくる動物で、子どもたちも大好きですね。そんなゾウが、リアルに生きている場所は過酷です。

     砂あらしの中で、あかちゃんゾウを守るところが、せつなかったです。
    弱ったゾウの最後も、ショッキングでした。でも、これが現実なんですね。

     一匹一匹ていねいに描かれたゾウと、自然。水をもとめて歩くゾウたちに、自然のきびしさをおそわりました。
     子どもといっしょに読みたい絵本です

    投稿日:2014/08/19

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  • 生きていくこと。

    • よにんこママさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子8歳、男の子6歳、女の子4歳、女の子1歳

    アフリカの動物たちのシリーズ、
    ライオンの家族は読んだことがありましたが
    初めて、ゾウのお話を読みました。

    水を求めて、
    家族の死を乗り越えながら
    旅を続けるゾウたち。

    苦しむおばあさんゾウに
    牙を突き立てたひいおばあさんゾウ、
    やっと、辿り着いた水飲み場には水がなく
    足を着いてしまったひいおばあさんゾウ、

    厳しいとか、悲しいとか、
    どんな言葉でも表わしきれないような気持ちになりました。

    続きのお話も、読もうと思います。

    投稿日:2010/08/09

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  • ちょっと怖いけど・・・

    • ススワタリさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    自然の恐ろしさを学べる1冊だと思います。
    しかし、この事を6歳で知るのはちょっと衝撃的だったようです。

    ゾウは動物の中でも、仲間の死に対して人間のように「死を悼む」行為があるとテレビで見たことがあります。
    砂嵐に巻き込まれた2頭、病に倒れたおばあさんゾウ、きっとやりきれない気持ちでしょうが、それでも悲しんでばかりは居られず、前に進まなくてはならない・・・

    こうした野生のゾウの営みを実際に見ることはありませんが、とても切ない気持になりました。

    投稿日:2010/07/23

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  • 心に響くゾウの行進

    自然の摂理というのでしょうか。吉田さんのゾウシリーズを読んで、大自然でゾウのおかれた厳しさと、その厳しさに耐え、仲間への愛情を失わず、信じることの強さを学びました。
    「じひびき」は、この絵本のラストからとられているかと思いますが、まさに自分の心にゾウのじひびきが伝わってきます。
    トビバッタの群れに耐え、飢えに耐え、水枯れに耐え、ゾウはひたすら水のある場所を探し求めます。それは、ひいおばあさんゾウの指導力と信念の強さに支えられています。
    今回は砂あらしの試練を乗り越え、またも仲間を失ってしまいます。
    このシリーズを読んで一環して感じることは、自然の摂理は受け入れるしかないということ。それがゾウの宿命なのでしょうか。
    砂あらしから生きのびた仲間の中で、おばあさんゾウが息絶えようとして苦しんでいます。ひいおばあさんゾウのとった行動は、「安楽死を与える」ということ、「死ぬことに手を貸す」ということ。この事実を、子どもに読むには残酷な気もするけれど、大自然を受け取ってもらうしかない。
    全部が実際のことなのだから、それについてはあれこれ言えない。大自然は理屈ではなく受け入れること。
    この絵本は最後にじひびきが聞こえるところで終わっています。
    次の作品が読みたくなるとともに、ゾウの苦悩が早く報われる日が来てほしいと思いました。

    投稿日:2010/02/18

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  • 厳しい

    水を求めてさ迷うゾウの群れ。アフリカゾウに、悲しい現実が待っています。ひいおばあさんが子供の頃に広い池で泳いだり、水遊びした場所にやっとの思いで辿り着いたのに、もうここには水が無い事を知ったひいおばあさんゾウの嘆きが聞こえてきます。アフリカでは、人間にも水が必要です。ぞうのことまで考えもつきませんでした。悲しすぎます。
    これから先がどうなるかは、「ふるさと」に続くとありますので、読みたいと思います。

    投稿日:2008/12/30

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  • じひびきの後

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子11歳

    水を求めてさまようひいおばあさんゾウの群れ。
    砂嵐など、厳しい自然を体感できます。
    そして、病気で動けなくなった仲間を・・・。
    実話が基になっているとのこと。
    とても衝撃的な展開ですが、
    それこそ、自然の理にかなっていることでしょう。
    ひいおばあさんゾウに積み重なる記憶がまた増えたのです。
    その記憶がとても切ないです。
    なんて厳しい自然界でしょう。
    だからこそ、しっかりとこの絵本で体感してほしいです。

    投稿日:2007/08/13

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  • 野生の掟

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子10歳、男の子7歳

    友人が「古本屋にあったよ!」と教えてくれて、
    かけつけたらシリーズのうち8冊が100〜150円で
    私を待っていました・・・(涙)。
    みんな連れて帰りました。
    その中で最もスゴイと思っているのが、これ。
    「どうぶつ○想天外」で、致命傷の大怪我をした子ライオンを、
    母がそっと窒息死させ、臭いを消して他の子を敵から守るために
    その亡骸を食べるというのが出ていました。
    ・・・・?象のこのお話も、作者がどこかで実話として
    見聞きしたものなのでしょうか?
    すばらしい絵と、淡々とした語りの中に、
    野生の掟が美しく描かれています。

    投稿日:2005/06/04

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  • 涙なしには、読めません。

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳

    「絵本 アフリカのどうぶつたち 第2集 ゾウのかぞく」のシリーズです。
    長い日照りの中、水を求めて、象の家族がさ迷い歩きます。
    途中、ものすごい砂嵐に遭い、小さい赤ちゃん象が飛ばされ、お母さん象が懸命に追いかけ、はぐれてしまいます。
    中に、病気のおばあさん象がおり、みんなで身を挺して取り囲んで守る姿には、感動します。
    しかし、病気のおばあさん象には、この旅は過酷過ぎました。リーダーのひいおばあさん象に、早く自分を楽にしてくれと叫ぶのです。
    ひいおばあさん象が、決心して、おばあさん象を自らの手で殺してしまう場面は、もう涙なくしては読めません。
    これほどまでに、自然とは厳しいものなのかと、天を仰いでしまいます。
    「じひびき」とは、この最も悲しい場面で走る象の走る音なのです。
    可哀想だからこそ、一突きで殺してあげなくては・・・という覚悟の上の、ひいおばあさんの必死の走りなのです。
    こんな悲しい思いをかかえて、やっと仲間がたどり着いた、あるはずの泉の場所は、悲しくも干上がっていました。
    とうとう力尽き、崩れ落ちるひいおばあさん象は、遠くから地響きを聞きます。
    お話は、「ふるさつ」につづきます。
    早く、先を読まなければ・・・。

    投稿日:2004/02/03

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  • 砂嵐の迫力のすごさったら!

     吉田遠志・動物絵本シリーズ<13>
     水を求めて象たちの移動は続いています。水がないという苦しみを味わっているのに自然は更なる試練を象の群に与えるのです。
     野生動物の生きていく厳しさ。
     この象の群は無事に水場を見つけることが出来るのでしょうか。
     <14>ふるさと にそのままお話が続いて行きます。

    投稿日:2003/05/09

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