「新版 はち ふたもんあしながばちの一生」 みんなの声

４歳息子が最近、昆虫に興味が出てきたらしいので何冊かシリーズで読んでいます。女王蜂が孤独に冬を越し、たった一匹で巣をつくり、卵を産み、育て…女王蜂はどうやって選ばれているのでしょう？そして、自分が産んだ卵からかえったメスとオスで交尾して…って兄弟なのに？！と色々と勉強になり、また疑問がわいていて、昆虫や動物の生態って奥が深いなぁと感じました。

幼児期や小学校低学年の子供にもわかりやすい文章（解説）と現実感あるいらすとが，とても魅力的な昆虫絵本です。
「一生」が書かれているのが，またとてもよいと思いました。
シリーズで読みたくなる素敵な絵本で，親子で楽しめると思います。

息子もついにハチの不思議さに気づいたようです。
ハチの巣には1匹の女王がいるということ
オスは少ししかいないということ
働き蜂はメスだということ。
社会性を持っていると言われるハチの社会。
誰かにそうするように言われていないのに教えられていないのに
産まれてすぐにそれぞれの役割を背負って生きていくハチ。
息子と興味深く読みました。
得田さんの絵がリアルで優しいタッチで描かれていて大好きです

昆虫絵本の第一人者、得田之久が1970年頃に出版した昆虫絵本の新版。
5冊同時に発売となっているうちの1冊です。
あとがきに、2〜3年観察を続けてから、何とか1冊の本にまとめたとありますが、その努力が窺い知れる素晴らしい内容です。

あしながばちは、最近は見かけなくなりました。
小さい頃は、巣も良く見かけたので、とても興味深く読みました。
女王蜂が一匹で巣づくりから始めるというのは、非常に驚きの事実。
その社会生活は、それぞれの役割があって、学ぶことが多いことでしょう。

精緻な絵、挿入された解説等、科学書としても十二分に通用する内容で、是非読み聞かせして欲しい一冊です。