今昔物語絵本で、ほりかわさんにとっては『権大納言とおどるきのこ』に続き、権大納言の第2弾。
欲深で女に弱くて弱虫…。
でも憎めない権大納言が今度は透明人間になってしまいました。
今は昔、京には鬼が出没したのでしょうか。
鬼が通り過ぎた後の橋には一人の美女(?)
声をかけて振り向けばこれまた鬼。
権大納言はよほど運の悪い男です。
人から見えなくなった自分を、病魔に憑かれた娘の屋敷に案内した牛飼いもまた鬼。
権大納言は鬼に手を貸して、娘の病を重くしてしまいました。
そんな困った権大納言ですが、助けてくれたのは友人の陰陽師。
今は昔、京には陰陽師がいて、もののけを退治してくれていました。
囲碁仲間の権大納言と陰陽師はとても良いコンビでした。
『きえた権大納言』はあまり笑えない話ですが、楽しさを選ぶなら『権大納言とおどるきのこ』をお薦めです。
ほりかわさん、第3弾をよろしくお願いします。