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とっても心に染みいるお話でした。 初め、この絵本の主人公は少女6〜8歳くらいかな?それが少しづつ成長して、最後には妙齢な年(後姿のなのではっきり分かりませんが)になって、昔を懐かしむシーンが出てくるので、これは意外と大人のための絵本かもしれません。 自分が子どもの頃に住んでいた村が湖の底に沈んでしまい、何年か後に、父の漕ぐボートで戻ってきた時、 セリフの中では故郷への哀愁のみが語られていますが、 もしかしたら、主人公の「お母さんはもう、なくなってしまったんじゃないかな」と、推測しました。 だから、あえて最後のシーンがママの思い出のセリフなのかな?と…。 大きなトラックで、家をまんま運ぶシーンは、日本ではありえない風景ですよね〜。 アメリカの映画なんかでは見るけど。クーニーの作品(絵)は、周囲の生活感がとてもよく出ているので、面白いし、好きです。 読み語りで使うなら、小学校高学年から中高生にお薦めです。 卒業の時期とかに読んであげると、気持ち的に重なり合うものがるかもしれません。
投稿日:2010/09/27
タイトルのインパクトに惹かれて、 内容が気になって購入しました。 爽やかで美しいイラストとシンプルな文章で綴られる物語ですが 愛する自分の故郷が、事務的に埋められてゆく描写は衝撃的なものでした。 ほんとうの豊かさとはなにか、考えさせられる内容でした。
投稿日:2018/03/16
父親とボートに乗って貯水池から見下ろしたのは自分の育ったふるさと。 貯水池というには壮大な湖のような風景の中に、生まれ育った家や通った学校、祖先のお墓、遊んだ川、遠くに眺めた鉄道が収まっています。 なんとも不思議な感じですが、作者は思い出として受け止めています。 ふるさとの素晴らしさを語るジェーン・ヨーレンは、『月夜のみみずく』で見せてくれたのと同じ詩情たっぷりな文章で、思い出も、風景も、主人公の女性も包み込んでいます。 寂しさよりもすがすがしさを感じるのは何故でしょう。 蛍は話してあげなければダメといった母親の言葉がこの絵本に溶け込んでいるからでしょうか。 小さいころの思い出を、バーバラ・クーニーがまた繊細な絵でほのぼのと描いています。 思い出は大切にしたい。 そう言っているようです。
投稿日:2011/09/29
子どもにはまったく何のことだかわからなかったみたい。 一応ダム建設のそばの地域で、そういう話もちらほら聞いているだろうけど、湖の底に沈むという喪失感というか、寂しさなんかはわからない。 私もわかりませんが、ニュースで見たり聞いたり、今までの経験を通して、あちこちにあるダムは、村が沈んでいるんだと説明しました。 今は分からなくても、覚えていて欲しいなと思うので。 私も、昔そう聞いた記憶があるからこそ手に取ったので。 私としては他に疑問点があり、読みました。 家を丸ごと移動させているなんて知りませんでした。でも公共施設はそのまんま。 じっくり味わえるのは大人かもしれません。年配なら年配ほど、なにか思うところがあるかもしれません。 いい絵本です。
投稿日:2011/02/20
クーニーの絵ということは知っていたのですが、「月夜のみみずく」のヨーレンが文を書いているんですね。 ダムの建設のために湖に村が消えてしまいます。 村全体の引っ越しになるわけで、そのために思い出の地もなくなってしまうのは切ないなあと思いました。 強い反対があるわけではなくストーリーは淡々と進行していきます それだけに感じる切なさはひとしおでした。 クーニーの絵もとてもきれいです。
投稿日:2010/01/24
湖のそこに自分の住んでいる村が消えてしまう、という体験が、主人公の目をとおして語られています。叙情的な文章は美しく、かえって、その切なさ、寂しさがひしひしと伝わってきます。便利な生活のうらに、このような思いをした先人たちがいたことを忘れてはいけないと思いました。当時の暮らしを細やかに描きだしたクーニーの絵がなんとも美しいです。
投稿日:2020/04/11
バーバラ・クーニーが描くイラストがとても綺麗で美しい絵本ですが、お話の内容はせつないです。 ダム建設のために湖に消えてしまった故郷。 故郷がなくなるとは、どれだけ悲しくやるせない気持ちでしょうか。それが未来のため何かのためとはいえ。 考えさせられる絵本に思いました。
投稿日:2020/01/29
ふるさとを離れる事があっても、ふるさとが変わる事があっても、存在しなくなることなど、私には想像の及ぶ範囲を超えている。 こどもが読み、理解するには難しいとは思うが、いつか大人になった時、思い出してくれたらいいな。 淡々と語られる文章、叙情的な絵に知識ででなく、感性が反応する。
投稿日:2009/05/08
冒頭の作者の言葉が読者を傍観者にさせてくれません。 ページをめくるとクーニーの描く美しく穏やかな村の風景。 この美しい村が沈むと思うと読み進むのも億劫です。 おじいさんのお墓でピクニックをするこどもたち。 この村で生まれ死んでいくのが当たり前。 そういう風に思えます。 どんどん壊されていく村の描写に心がいたみます。 人間が豊かに便利に暮らすということを 別の方向から考えさせられました。
投稿日:2009/01/06
アメリカ東部のニューイングランドにあるクアビン貯水池。 サリー・ジェーンが6歳まで住んでいた村が沈んでいます。 その様子が淡々と語られます。 お墓も移動させるんですよ。 もちろん、行政との交渉の場面もしっかり描きこまれています。 蛍のシーンが印象的ですね。 長男が「こんな村もあるんだあ。」といつの間にか読んでいました。
投稿日:2006/08/17
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