こんな綺麗なベン図で勉強できたなら、数学もきっと愉しかったかなぁ。
「あおくんとあかちゃん」なら、真ん中は紫になるなぁと。。。
「あおくんときいろちゃん」の表紙を見た時の最初の感想です。
そして、、、シンプル イズ ベスト!!!
読み終わってから、痛切に感じたのを、昨日のことのように思い出します。
色彩感覚に卓越したレオ・レオーニの絵本が大好きで、まだ幼かった息子に
何度も何度も読み聞かせました。
もちろん、「あおくんときいろちゃん」も。情感こめながら。。
息子は特に、あおくんときいろちゃんが、くっついて、嬉しすぎて、緑に
なっちゃう場面と、パパとママにわかってもらえなくて、ポロポロと、青い涙と
黄色い涙が流れる場面がお気に入りでした。
たった何色かの大小の色紙を散りばめただけなのに、これほど多くを物語る絵本を
知りません。
究極のシンプルが成せる技でしょうか。
話はちょっとそれますが、今、きいろちゃんでもある!?ピコ太郎さんが万人の心を
つかむのも、シンプルさ故でしょう。
既に古典と言われる「あおくんときいろちゃん」ですが、いつの世も不変の人間模様を
色紙だけで表現した、ハートフルな宝石箱のような作品です。