月のことについて子どもクジラ(主人公)が問いかけ、
母クジラがクジラらしい答えを伝えているシーンが私は好きです。
そして、その時のページの絵が、それぞれすごく素敵に描かれていて、素敵だな〜と、思いました。
特に海に写った月の下から浮かび上がって
「ぼうや、おつきさまはあんがい かるいみたい」というシーンは、この絵本の一番好きなシーンです。
物語は「お父さん」にあこがれ、生き別れになったお父さんを訪ねる成長物語のように書かれていますが、
お父さんは「すごいくじら」だと、伝えて育てた母クジラあればこそ、このお話は生きている気がします。
読み語りなら、幼稚園の年長さんから、小学校高学年くらいまでのお子さんにどうでしょう?