毎回、いろいろな場所に行っては、原住民たちの心をかき乱すペンギンたち。「火の用心」は、あまり馴染みがないように思ったのですが、「サザエさん」を見て学習ずみだったようです。
息子の目にまずとまったのは、6ページから7ページにかけてのペンギンが50カヌーに乗っている絵でした。「ねえ、50いるか数えて」。もちろん、数えてみましたとも。50ありました。
最近、高畠さんのお話をお聞きして、文に「たくさん」と書いてあるのは、絵を描く方にとっては、大変な作業であるとか。そういう目で見るとこの50の書き込みもなんて、興味深く見てしまいました。
「火のようじん」で木から落ちてしまったゴリラ。赤い舌が火と勘違いされたオオトカゲなど。本当に迷惑この上ないペンギンたち。
息子は拍子木の音に合わせて「カーン」と言っていました。
毎度毎度迷惑かけ通しの珍道中。それでもなぜかおかしくて、今度は何を?と楽しみでもあり、読み終わると「もう終わった」と寂しくなります。結構息子とはまってしまったシリーズです。