恐がりな息子には、小学生になってから読みました。
表紙絵を見て、第一声が「コワッ!」
「そんなでもないから〜」って、読み始めたら私の右肩に隠れてはじめ聞いていました。
道に迷った三平が、たどり着いた先が化け物猫の屋敷。
かつて飼っていた猫も、ここの大猫にさらわれて来たというあたりで、ははも寒気が。
なんといっても、障子に映る猫ばばの影。
包丁の切れ味を確かめるその姿は、迫力満点。
おまけに猫ばばの汚い言葉遣いに、息子は恐ろしさマックスの表情。
「やめようか?」というと、「大丈夫、続けて」と我慢の様子。
三平の檄で、猫ばばに立ち向かう子猫たちの奮闘シーンも大迫力。
ハッピーエンドで、安心したかと思ったら、「今日は一緒に寝てちょうだい」の一言で、久々添い寝をしました。
滝平先生の絵の魅力満載の作品です。