「みらくるミルク」 みんなの声

表紙だけで選んで図書館で拝借してきたのですが、５歳娘にはちょっと難しかったかなと思いました。ので、読む時はところどころクイズにしたり、あまり細かいところは読まなかったり…と工夫が必要でした。それにしても、乳製品って偶然の産物、という感じではありますが、随分前から人間が作ってきたんだなぁと感心しました。

タイトルにひかれ、手にとりました。
ミルクの役割や牛のミルクができるまでが、詳しく説明されている科学絵本です。
牛乳、チーズ、バター、ヨーグルト……。我が家もみんな乳製品が大好きですが、どれもミルクのおかげだと思うと、本当にミラクルだなと思います。
巻末には作ってみようというコーナーもあります。食育にぴったりの１冊です。

ミルクの利用のはじまり、搾乳動物など、人間がほかの動物のミルクを飲んだり、乳製品を食べるようになるまでの歴史や背景を、温かみのある絵でわかりやすく紹介されています。バターやヨーグルト、杏仁豆腐などの作り方も載っているので、食育にもオススメな一冊です。

栄養たっぷり、保存も聞いておいしいチーズやヨーグルトは、昔の人が見つけだした工夫のたまものですね。ヨーグルトはなんとなく知っていたけれど、チーズが、子羊の胃の中のミルクから発展したものだというのはびっくり。食へのあくなき探求心、すごいし、それをしてくれた人のおかげで今、ピザやグラタンが食べられると思うと、本当にありがとうですね。

今まで物語としての絵本を読んでくることが多かった我が家ですが、小学校中学年になり「たくさんのふしぎ」にはまっています。
実際のことというのがとてもためになります。
私たちが日常的に食している乳製品。
考えてみれば人間ではない他の動物達のミルクなんですよね。
どうしてそれを食するようになったのか？
その歴史を知るのもまた面白い！！と感じました。