娘は今、美術品といわれるものに興味津々です。
とくに、この絵本の下地になっている「鳥獣人物戯画」が大好きで
絵本になっていると聞き、図書館から借りてきました。
(残念ながら絶版のようです・・)
鳥獣人物戯画は日本最古の漫画ともいわています。
もともとは4巻の絵巻物で言葉はついていませんが
絵が語りかけてくるように、実に表情豊かなのです。
それを改めて構成しなおして
すばらしい絵本として構築されています。
あえて裏焼きになっている絵もあり
構築されたお話の流れにあうようにとの苦心が見られます。
私たちはレプリカを見た後、この本を読んだので
「ほぅ、そうとったのかぁぁ」など、
解釈の仕方についても娘と話しました。
なるほどというものもあったり
いやいや・・というあったり・・
それがまた楽しいのです。
まずは鳥獣人物戯画の世界を楽しんで
美術の入り口に立ってください。
我が家はこの絵を機に、時折美術館へ行くようになりました。