みなしごのこたろうがある日出会ったおにぎりおに。
その小さな体からは想像できないほどのパワフルさで、たんぼを作り、「オニピカリ」というお米を育ててごはんを炊いて、あっという間におにぎりを作り上げます。
その後も仲間が増え、無人島はいつの間にかにぎやかな「おにぎりがしま」になっていました。
おにぎりおにの可愛さとその活躍ぶりもさることながら、はじめはひとりぼっちで寂しそうだったこたろうがどんどん笑顔になっていく様が読んでいて嬉しくなりました。
おにぎりがしまに新しく住み着いた住人達も、様々な顔ぶれで豪華です。
でもなんといっても楽しかったのは、おにぎりおに達が作り上げたいろんな種類のおにぎりです。
おにぎりって、中に詰める具を変えるだけで立派なごちそうですもんね。
子供達のお気に入りのおにぎりが、見つかること間違いなしです。