前作『どうぞのいす』がどうしても好きになれなかったので、今回も子供には読まず、一人で見てみました。
私がひねくれているのだと思います。『どうぞのいす』の、思いやりを促すところが好きではなかったのですが、これを読んで今度は献身を強いているように感じてしまいました。他の動物が「だまって手伝う」場面も、うさぎが徹夜してさらなる献身をする場面も、「良い子はこうするんですよ!」と言われているようで、やはり好きになれません。
「みんなのために何かする」というのはとても大事な考え方ですが、何だか道徳の教科書のようで、自分で子供に読んでやろうとは思いませんでした。