人は、とてつもなく大きいものに畏れを抱いたり、敬意や憧れを持ったりします。
このお話の、山に住む大おとこは、谷間の住人に怖がられていました。だって、声は轟く雷のよう、歩くと地面が地震のように揺れるのですから。そりゃ怖いです。それに声が大きすぎて何を言っているかわからないし・・・。
本当は優しいのに、悪い魔法使いによって、悪者に仕立て上げられたこの大おとこへの誤解を解いたのは、小さな可愛い女の子、グエンドリンでした。
そして、大おとこ主催の、グエンドリンの8才の誕生日パーティーがひらかれます。大おとこが焼いた、大きな大きなケーキも登場。どのくらい大きいかは、本のさし絵をご覧下さいね!子どもたちにとって、今までで一番楽しかった誕生日パーティーだそうですよ。
誤解がとけて、みんな仲良く楽しく過ごせ、美味しいご馳走もいっぱい!
幼年文学にふさわしい、めでたしめでたしの、子どもが読んで心が満足するお話だと思います