「知る」について考えた子ども向けの哲学本です。
「じっくり考えるのは、だいじなこと?」
とか
「なんでも知ってるほうがいい?」
とか、
知るについて6つの疑問について考えます。
様々な子どもに意見や反論がたくさん出てきます。
それぞれに納得できる部分があり、
いろいろな考えがあるということも知ることができていいなと思う。
最後に筆者の結論が書かれる。
これについても、まあそうかもしれないなと納得。
でも、
「勉強するには、学校へ行かなきゃだめ?」
について、筆者は「学校には行かなければいけない」と断言しています。
学校に生きずらい子がこれを読んでしまったら
追い詰められてしまいそう。
学校に行かなくてもできる勉強があることについては述べてくれてはいるけれど、
断言されるのはちょっと。
低学年の頃は、ちょっとやなことがあっても頑張って行ってほしいけど、高学年から中学校にかけてはつらいときは無理強いしたくない。
子どもにも、学校に行かないことはよくない
なんて思ってもらいたくないので、
子どもには読ませたくないです。