「わらしべちょうじゃ」は、
わたしの大好きなお話のひとつです。
たまたまつかんだ一本のわらしべが、
みかんに代わり、反物に代わり、馬に代わり、
そして屋敷に!
なんて夢のある話なんでしょう!
わたしがこどもの頃の読んだ絵本は、
みかんをくださいといったのは病気の女の人だったような・・・
細部はちょっと違うのですが、
それでもめくるめくうちにどんどんいい方向へ転がっていく。
息子もびっくりでした。
「さいしょにつかんだモノを、はなすな」とは、
観音様から言われたことだけど、
でも、全くの他力本願でもないんですね。
子供にやさしい、
病人にやさしい、
動物にやさしい。
そんな主人公の人柄が、人生を切り開いたのだと思います。