新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ゆきがふる」 みんなの声

ゆきがふる 文:蜂飼 耳
絵:牧野 千穂
出版社:ブロンズ新社 ブロンズ新社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2013年10月25日
ISBN:9784893095749
評価スコア 4.41
評価ランキング 12,737
みんなの声 総数 16
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  • この感覚は何でしょう

    うさぎの男の子ふうちゃんが、真っ白な雪の森を歩く。
    その先にいたのは、「ふわふわころり」と「ゆきぐも」。
    そしてふうちゃんは、二人にあるお願いをする・・・。

    そんなあらすじも知らずに、うさぎ好きの私は、表紙だけを見て購入しました。

    それなのに、読み終えたいま、レビューを書かずにはいられませんでした。
    今までに味わったことのない、この感覚は何でしょう。
    しんしんと降る雪の中に自分がいるような、はたまたそんな夢を見ているような。

    感動した。面白かった。驚いた。きれいだった。
    絵本を読むと、必ずそんな気持ちが生まれます。

    「この絵本は感動した」
    「この絵本は面白かった」
    「この絵本は驚いた」
    「この絵本はきれいだった」

    けれど、この絵本は何度読んでも、どうしても一言で表せないんです。
    ページをめくるたびに自分の心が動くことを、確かに感じます。

    この絵本に出会えて良かった。心からそう思います。

    投稿日:2013/11/02

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    2
  •  自分の誕生日にみつけて、自分のために購入しました。
     うさぎのぼうやの「別離と再出発」のようなものが、ふわっとひろがる美しい絵で描かれていて、自分の抱えてきたものをやさしく包んでくれる気がしました。周りの人たちの愛情に包まれていても、周りの人たちを大切に思っていても、そしてだからこそ普通の日常を過ごしていても、それとは別に「失われてしまったもの」と静かにひとりで訣別しなければならないことって多いのではないかと思います。

    投稿日:2016/10/31

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    1
  • うつくしい雪の世界

    雪の描写がとても美しい絵本です。

    ふわふわころり、とゆきぐも、がいる世界。
    ゆきぐもがつくる雪はとてもきれい。
    ゆきぐもがおどると、ゆきがふる。

    ゆきをふらせるゆきぐもは、この世のものではないかのようです。
    主人公のふうちゃんは、
    いまはもういない、おとうさんにもらった車のおもちゃをゆきぐもにあげる代わりに、
    病気の妹のために雪を降らせてもらうように頼みます。
    いつのまにか車のおもちゃは消えていて、だれかのあしあとがある。

    天からの贈り物であるかのような雪の神秘さ。
    静かに語られる物語の中に、それを垣間見ることができます。

    悲しさや切なさをやさしく包み込む雪の世界が、美しい言葉と絵で惜しみなく表現されています。

    投稿日:2014/12/04

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    1
  • 大人向きかな

    『うきわねこ』の作者コンビの作った絵本ということで興味をもちました。
    幻想的な雪景色がとても美しいです。
    熱を出して寝込んでいる妹を喜ばすために、雪を降らせてと「ゆきぐも」にお願いするうさぎのふうちゃん。でもその交換条件に大切なおもちゃを差し出します。それはもう会うことのできないおとうさんからもらった赤い車でした。
    ふうちゃんの誠実なやさしさにジーンとしますが、ちょっと切なすぎます。子どもにはちょっとこの複雑な心境は理解できなかったかも。大人向きの絵本かなと思います。

    投稿日:2014/11/02

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    1
  • 雪の景色がキレイ。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子14歳

    絵もきれい、言葉のリズムもきれいです。
    「ふわふわころり」って、雪男でしょうか?優しそうな顔をしていますが、身体はくまのようです。
    「ゆきぐも」という発想も、それを持っている女の子(?)も不思議な世界観でした。
    ただ、熱を出していて外に出られない妹のためにと、「ぼく」が大事なものをあげてしまうというくだりは別になくてもよかったかな?という気がします。
    美しい雪の景色が堪能できる作品です。

    投稿日:2014/05/14

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    1
  • 優しさと切なさの美しさ

    『うきわねこ』の蜂飼耳さんと牧野千穂さんのコンビ絵本ということで、
    とても楽しみに図書館から借りてきました。
    表紙からとても素敵です。

    雪の日にだけあらわれる道。
    その先にある、雪の日だけにあらわれるふわふわころりの家。
    そこでうさぎのふうは、ゆきぐもにあるお願いをします。
    そのお願いは、ふうの一番大事なおもちゃと引き換えにかなえられ・・・。

    どのページもとても素敵な絵と文章で綴られていて見惚れました。
    でもその美しさの裏に隠される切なさと悲しみが切なすぎて・・・。

    とても素敵な冬の本ですが、私はこの切なさに勝てないかも・・・と思いました。
    妹を想うふうの優しさが、美し過ぎてまぶしすぎました。
    とても美しい本だと思います。

    投稿日:2014/03/08

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    1
  • 雪の不思議な世界

    「うきわねこ」のコンビの作品ですね!!
    気付いてから(ちょっと遅かった!)
    図書館にリクエスト

    かわいい・・・
    私好みのうさぎさんの絵

    そして
    初めの文章が
    詩的です

    雪の情景がとても素敵なんです
    見上げた感じとか
    寒くない部屋で読んでいるからですが(^^ゞ
    なんとも素敵な世界

    が、「ふわふわころり」???
    って、何だ???

    \(◎o◎)/!
    うわぁ〜っ
    びっくり
    雪の結晶のお花みたいなモノとかも
    素敵

    昔のムーミンに出てきた
    キャラクターを思い出しました

    あらら・・・
    妹が熱を出しているんだ
    とか
    おとうさんがいなくなった???

    お母さんには
    見せたくなかったのかな?
    お母さんは、知らないのかな?

    ちょっと暗さもありますが
    雪の不思議さに魅了され
    隠されてしまう感じ

    とにかく、絵がいいです
    なんともいえません

    ほしい・・・(^^ゞ

    投稿日:2014/02/05

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    1
  • 冷たさと暖かさと

    • ミモザさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳

    全体的に絵に暖かさを感じつつ、雪の冷たさも感じ取れるという稀有な体験をしました。

    ゆきの日に出会った、ふわふわころりとゆきぐも。
    家のベッドで待つ妹のために、あるお願いをします。
    お願いを叶える代わりに大事なおもちゃを差し出さなければならないけど。
    妹を想う気持ちはほんわかするけれど、一方でそのおもちゃ(車)が「もうかえってこない」お父さんにまつわるものという苦い部分もあって、すんなりと「良かったね」と言えない気持ちが残りました。

    でもきっと何度も手にしてしまう、美しさと優しさと痛さが詰まった一冊。

    投稿日:2014/01/23

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    1
  • 今までにない冬の絵本

    「『うきわねこ』のふたりが贈る絵本第2弾!」という赤いシールが表紙に貼ってありました。そして2013年10月25日の初版ですが、10月28日には第2刷となっていました。

    表紙の赤いマフラーをしたうさぎの男の子が、しっかり読者の目を見つめていて、私はこの絵に惹かれました。ふわふわころりって、一体何だろう?と想像しながらページをめくる楽しさ。予想外のふわふわころり。ふわふわころりとゆきぐもの関係は?そして…。
    静かな冬の冷たい空気と低い温度を感じながら、続けて読みました。時々何かについて考えながら。

    投稿日:2013/11/08

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    1
  • 切なさが残る雪の物語

    うきわねこの蜂飼耳さん、牧野千穂さんのコンビ作です。
    うきわねこと同様にとても幻想的なお話です。
    雪の日にだけ現れる、ふわふわころり。
    雪を降らせることが出来る、ゆきぐも。
    とてもファンタジックな世界なのですが、
    熱を出して寝ている妹の為に、うちの窓のそばまで来て雪を降らせてほしい。
    そのお願いと引き換えに、もう会うことができないお父さんからもらった大切な車のおもちゃを渡す、というのがとても切なかったです。
    でも、車を渡したことで、僕は吹っ切れたのかな?そうだと思いたいです。

    投稿日:2021/02/02

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