五味太郎さんの「言葉図鑑」シリーズ。
小1の娘が学校で気に入って、借りてきました。
このシリーズは、読み聞かせというよりは、自分で字を読めて、ある程度の語彙があるくらいの年齢のお子さんと、いっしょに覗き込んで楽しむシリーズだと思います。
その第9巻「しっぽのことば」は助動詞16個と、はたらきの似た連語8個が集められています。
具体的にいえば、「です、ます、たい(希望を表す)、れる、られる」など。
それらがサーカスの入場から退場までの絵の中に、各言葉ごとに場面が進み、描かれています。
例えば、入場前の広場のテーマは「・・たい」。
「むすめに見せたい」「(切符を)自分で買いたい」「早く入りたい」など、たくさんの「・・・たい」が集まっています。
こんなにたくさんの人が、みんなそれぞれに何かをしたいと思っているんだなぁとおかしくなってしまいました。
「しっぽのことば」というので、動物のしっぽに関する言葉?と思ってしまいましたが、助動詞のことだったんですね。
毎度ながら、五味さんの絵本には、大人も勉強させられます。