ダニエルの才能に惚れました。
ダニエルは、いつも心に浮かぶままに絵を描きます。
それは、空とぶカエルだったり、鳥にシルクハット!
空想のつばさを広げると、不思議な絵が次から次へとうまれてきます。
すごい才能じゃないですか!
そんなダニエルの絵を理解できないお父さん。
お父さんは写真家です。
見たものをそのまま写す写真家にとって、
やはり得体の知れない生き物の絵を描くダニエルとは、
価値観が違うのでしょう。
残念ですが、よくわかります。
自分と違う価値観の人を受け入れるって、
ほんとうに難しいと思います。
ダニエルは、お父さんが大好きなので、
なんとか喜ばせようと努力します。
とても健気です。
一生懸命頑張ります。
でも、ほとばしる才能は抑えきれないようです。
ある日、ダニエルは、画家のカミーユ・ブトンという人物にあいます。
ダニエルの才能を認めてくれる人の存在。
理解できる人がいて本当に良かった。
お父さんも、ようやく理解してくれました。
親として、子どもの才能を認めるって大切ですね。
そして、娘にも、ブトンさんのように才能を認めて伸ばしてくれる人に
出会えることを願ってやみません。