今度ドラマ化されると知り、興味が湧いて読んでみました。
サグとナユグという異世界が交わりながら共存している世界なのですが、不思議に懐かしい感じがするのは、「アジアの異国」といった雰囲気の国が舞台だからでしょうか。
ナユグの精霊に卵を産み付けられた第二皇子チャグム。異世界が交わり、政治的な動きもあり、複雑に事情が絡み合いながら物語は進んでいきます。
なんとも不思議で、面白い!こんな物語、初めて出会いました。
読み進めるうちに、グイグイ引き込まれて、ナユグが目の前に見えるような気がしました。
命を狙われるチャグムを守る女用心棒バルサも格好良くて魅せられてしまいました。
ほかにも、星読み博士、呪術師トロガイなど魅力的な登場人物に溢れています。
今後シリーズがどう展開するのか、楽しみでなりません。
本好き、ファンタジー好きの小2の娘にもどうかな、と思いましたが、もう少し大きくなってから勧めたいと思います。