ネズミがテンの家に遊びに行くと、ドアに、「ともだちのうちにいくので いえをるすにします」という張り紙が貼ってありました。
友だちとは自分のことだと信じたネズミは、急いで家に帰ります。
でも、テンは来ません。
もしかして、ともだちって、ぼくのことじゃないのかもしれない。
そう感じてから、ネズミの苦悩が始まります。
誰もが一度は経験する気持ちですね。
大人になってからはそれほど傷つかないけれど、お子さんたちにとっては、重大問題。
その気持ちが、ネズミの苦悩を通してとても丁寧に書かれています。
感情移入して、ネズミと一緒に泣いてしまうお子さんもいるかもしれませんね。
でも大丈夫。
ラストを知れば、笑顔になれますもの!