「もりのみんなとかくれんぼ」 ママの声

森の緑をベースにしたとてもカラフルで、可愛らしい絵本です。

うさぎ・りす等のたくさんの森の動物が、人間のこども達とかくれんぼをして遊ぶという楽しいお話です。

隠し絵みたいになっていて、キツネさんがスイカに化けたり、タヌキさんがかぼちゃに化けたりと、どの動物がどこにどんな風に隠れているのかを探すのがとても楽しいです。

なかなか、動物達を見つけられなくて、泣いてしまう人間のこども達も、動物達の優しさで最後はにっこり！
みんなが笑って終わるほのぼのした絵本です。

色鉛筆で描いたような質感の絵が可愛らしく優しい印象でした。おひさまの光があたっているところとそうでない所がはっきりとしていて光の素晴らしさを感じる事が出来ました。背景の森の木々の描き方も大好きです。葉っぱの一枚一枚に至るまで魂を込めて丁寧に描かれている様子にうっとりしました。正方形の本の形にも作者のこだわりを感じる事が出来ました。娘はかくれんぼの鬼が皆を見つける様子がとても愉快だったらしく喜んでいました。