「リボンちゃんのリボン」 ママの声

市川さんの作品は
日本的なようでいて
でも世界的

林明子さんと降矢ナナさんの雰囲気があるようで
また違う

バイリンガルな雰囲気で
設定が南？の国の島というところで
自然からして違います
開放的でありながら
「かくれんぼ」というのも
おもしろい

また、上手に隠れていますよ

友達といろいろなお洒落なリボンと
うまくかみ合わせています

南国の植物や魚達の描写
素敵ですよ

作者の市川里美さんは１９７１年からパリ在住だそうで
その影響なのでしょうか、風景や人物などに外国の空気を感じます。
パリに住み始めてから、フランスの絵本に魅了されて
独学で絵を描き始めたそうなのですが、独学とは思えない美しい絵です。

不思議な国に迷い込んでしまったような素敵なファンタジーで
大人も子供も楽しんで読ませてもらいました。
市川里美さんはフランス・イギリス・アメリカの出版社から絵本を出されているそうで
１９９７年には絵本に貢献したことを認められて
パリ市長賞を受賞されていらっしゃるそうです。