「ゆきゆきゆき」 ママの声

たむらしげるさんのカラフルでおしゃれなイラストに惹かれ、手に取りました。
描かれているくすんだグレーの空の色が、ゆきの日の空そのものだったので感激しました。その空に浮かぶ雪の結晶たちもとても美しかったです。
文章は少ないので、丁寧に描かれた絵をじっくりと味わえます。今の季節にぴったりの絵本でした。

「幼児絵本　ふしぎなたね」シリーズ。
小さい子から雪の結晶を感じることができると思います。
冬の空で、冷たい雲の中で雪の赤ちゃんが生まれ、だんだん大きくなり、雪の結晶になる様子をシンプルに描きます。
もちろん科学的な展開でもあり、小さい子には難しいかもしれませんが、
感覚的に感じることができると思います。
これから体験するであろう雪だるまデビューのお伴にも。

雪が降ってくる様子をミクロな視点からマクロな視点まで、さまざまな角度から描いてくれていました。
それにしても、雪の結晶はどうやったら見ることができるのでしょうか。

文章が多くないので、「見る絵本」という印象の絵本でした。

とても言葉が少なく、2歳に読むにはぴったりの絵本でした。
ゆきのあかちゃんが生まれた、というあたりは詩的センスを感じました。

ところでたむらさんは雪だるまの絵本を何冊か描いておられるようですね。
雪だるまに作者のメッセージがこめられているようで、他の作品も気になりました。

言葉は少ないし、絵もわかりやすいのですが、灰色が背景が続くせいか冗長に感じました。子どもに読み聞かせようとしましたが逃げました。デザイン性が高いとも思えないし、強いメッセージは伝わらないし、大人が持てあます絵本です。表紙は赤色で目をひくけれど、絵本を開くと子ども受けしにくい灰色が続くし、可愛らしいものは出てこないし。困ってしまう絵本です。

３歳と５歳の子に読みました。
雪の結晶…ひとつひとつが違う形で、それらが集まって、雪が降ってきます。
うちの子供たちも雪は大好き。
この絵本の影響もあってか、雪が見たくなったようです。
雪ってきれいですよね！

以前月刊誌出会ったときに読んで大好きな本でした。はーどぶっくになったんですね。そのときと表紙がちがうけれど、この赤色もクリスマスぽくてすてきですね。雪が降ってくる様子、そこにいる人と犬、どれも包まれていて好きなんです。言葉は少ないけれど詩のように心に響きます。