表紙のお月様、とっても悲しそう。
何か、訴えかけるものがありそうな絵本だと思いページをめくりました。
あれ・・文字がない。
一回目は文字がないことに衝撃を受けてぺらぺらと一気にめくってしまいました。
最後のページにこの本の意図ともとれる一文が。
読んだ人によって感じ方が違っていいんだなとわかり、今度は一ページ目からゆっくりと自分なりにさるくんやお月様の表情を見ながらページをめくりました。
かなしそうな顔、にっこりの顔・・お月様がうつる、水たまりをぱちゃぱちゃしながら微笑む安心した顔・・・
色んな表情から私なりの解釈でこの絵本を感じることが出来たと思います。
子どもには少し難しいテーマも含まれているかもしれませんが、小学生にもなれば、きっとそれなりに自分の感性で考えることが出来るのではないかと思います。
文字が少ないからこそ・・・小学生や大人がじっくりと読むべき本なのかもしれません。