パン屋で働くおすねこがいました。パン屋のご主人は意地悪で、おくさんは怠け者でした。ねこは、ちゃんとした名前で呼ばれることなく、都合のいいように使われていました。働きづめのねこを見て、かわいそうに思ったのは、ねずみたち。
みんなで知恵を絞り、ある計画を立てたのです。
お話は、大変な方向へと発展していきますが、本来は敵味方関係のねことねずみが、手をくんで、ご主人をやっつけようとしているのが、なかなか痛快です。たくさんのねずみたち、色々なしぐさを見ることができます。なかなか面白いですよ。
どんなに意地悪をされても、無理な注文をされても、健気に働くねこさんの様子に胸が打たれます。
さて、どんな結末が待っているのでしょうか?