6歳の娘と読みました。
スウェーデンに伝わる昔話のようで、絵・作ともに日本人作者さんですが、スウェーデンのことを本当によく研究されていることがとってもよく伝わってくる一冊です。主人公のチャルミの着ている衣装やテントの絵がとっても素敵で、まるで絵本の中に入り込んだかのような気持ちで読ませていただきました。
さて、ストーリーは、なかなかハラハラドキドキ。
なのですが、ちょっと巨人もかわいそうだな、とも思いました。
外国のむかしばなしのいいところは、その国や地方に伝わる
伝統や習慣がとっても分かりやすく描かれていること。
チャルミの地方では花嫁さんは3日間テントにこもるのが
しきたりなんだそうです。
そしてその間外で思いっきり飲んだり食べたりのお客様たち。
なかなか花嫁になるのも大変なのですね。